悪夢の終わり

弱い方が不可解な勝ち方で勝ち上がる悪夢がやっと終わった。
止めたのは、カーンのプレイ以外はいまいち面白さに欠ける堅実な試合運びで勝ち上がってきたドイツ。
（ほんとは、バラックとかダイスラーとか良い選手がいるんだけど、怪我だったり調子がいまいちだったり。）
今日の試合も、前半は見てないけど後半に関して言うと、ドイツのゴールシーンと韓国の最後の攻撃以外はとくに見るべきところもなく、ドイツはセフティーに放り込むだけ、韓国は稚拙なカウンターを仕掛けて潰されるだけの試合。
どんな準決勝やねん。
（といいつつダイジェストで前半見てたら、韓国結構いい攻めしてるな。）
ちょっと昔、イングランド代表監督だったグレン・ホドルが「ドイツの一番良いところは？」と聞かれて「結果だ」と言ったそうだけど、それは今も変わらないみたいだ。

そのドイツ、せっかく調子が上がってきた、バラックが累積警告で決勝に出られない。
スピードのあるノイヴィルもそうだ。ということは、ドイツのツートップはビアホフとヤンカー？
それはそれで絵的には面白いかも。まあ、普通に考えればワントップか。
まーとにかく決勝戦、地味なドイツはもっと地味に。

でも、忘れてはいけないのは、4年前に優勝したのは、当時まだ攻撃陣が成熟してなくて、地味な守りのチームだったフランスだったということ。
つーか、次回の開催国のドイツが優勝したら、予選の枠は1個増えるのかな？それはそれでアジアなり、いつも出られないかわいそうなオセアニアなりに有利に働くような。。。

明日のトルコ対ブラジル、こうなってくるといっそのことトルコに勝ちあがってもらって優勝してもらうってのはどうだろう。
そしたら、あの試合の中身はどうであれ、日本は優勝チームに負けた、ということで多少は気が晴れるだろうか。

まあなんつーか、ジャイアン戦でネチネチ恨みがましいスケートパフォーマンスを見せた韓国。緒戦のポーランド戦は普通に勝ってたのに、あの瞬間から何かが狂いつつあったのは確かだろう。
因果応報というかなんというか。
事実は小説より奇なりとはまさにこのことだ。
ポルトガル、イタリア、スペインは今後韓国戦でゴールを決めたところで今回の因縁を思い出させるような幼稚なパフォーマンスはやらないだろうけど、やられた方がやる側に回ってしまった気持ち。韓国の人々はそれについて多少は何か感じているだろうか。

中身・手段はどうあれ、フランス、ポルトガル、イタリア、スペインを屠った韓国。
奇しくもまた韓国でやる3位決定戦で、ブラジルとあたることになれば、このW杯で10本の指に入る世界のトップクラスとの真剣勝負を5試合もやったことになる。
主にBクラスとあたってた日本との経験の差はメチャメチャ大きいわけで。
アジアカップまでにはしっかりリカバーしてほしいっす。