動くな！死ね！甦れ！

新宿ネオン管さんの日記に、テレビのやらせのことが書いてあったので便乗。

1．
大学の友人が、某昼の看板番組の素人いじり企画に出演したことがある。
彼は、俺が所属していた映画製作サークルでも一際インパクトのある人物であり、自主製作映画の役者としてもひっぱりだこだったのだけど、その番組でも例に漏れることなく、リハーサルにて決定されたというキャラクター付けによって、ブラウン管を通して本番に登場した彼は、本当の彼とは似ても似つかぬキャラクターを演じていた。
そもそも、そこで出てきた素人たちは、番組の告知によって集まった人間ではなく、すべて番組ADの伝手で探してきたオモシロ人間。演出度200％なのである。

2．
現在氾濫している、素人恋愛もののはしりとも言える某番組で、男2人対女1人というシチュエーションの物語があった。男2人が争ったあげく、女が一方とくっついておしまい、その後カップルとして番組にも登場、というものだったのだけど、その女の方は俺の知り合いの友達で、撮影当時社会人野球のエースかなんかと付き合っていたそうである。

3．
某局の友人は、海外で取材をした。帰国して何気なく何かの番組を見ていたら、彼が取材したときに運転手をやっていた人が、全然違う職業の人としてドキュメンタリーかなんかにでていたそうだ。しかも、名前まで違う。その他、その番組にはどっかでみた顔の人が多数出演していたとのこと。
彼いわく、「きっと同じコーディネーター使ったんだろうなあ。。。」

4．
やらせ疑惑（というかばれてるけど）が後をたたない某素人恋愛番組、そんなタイミングよく数人中の2人の出来事を漏れなく毎回捉えられるはずがないわけで。

番外：
某友人は、某クイズ番組に出演、結構いい線までいった。これはやらせなしだったみたい。

てなわけで、クイズやら、そういう素人でも差し支えないものを除いては、素人いじり系の番組は過剰なまでの演出が入っていて当たり前のようだ。
というか、制作側としては、スポンサーの金で番組作ってるわけだから、演出無しで素人使って、番組にならないようなつまらない映像をとってしまった場合のリスクを犯すことはできないだろうから当然といえば当然のことなのである。

悲しいことだけど、たくさんのお金が絡んでいるものについては常に斜に構えて捉えないといけないようだ。
まあ、テレビ番組については商売だから。

つーか、そんなことよりも許せないのは、
自動車用の某アルコール燃料について、総務省は税金を取らないと言ってしまったらしいのだけれど、石油業界の圧力プラス、ガソリン税の目減りを心配したオカミが、
「そのアルコール燃料がガソリンよりもエンジンに悪いという発表をしろ」と、その辺の権威の某大学の教授に出来調査を依頼したそうだ。しかし、その教授は頑なな人で、実際データが出るまでは首を縦にふらない。その燃料は実際、エンジンには負担がかからないらしく、そんなデータは出ないので、1ヶ月のはずの調査が延長に延長を重ねて1年経った今に至る、
という笑えない話があることだ。
ふざけんじゃねーよ。